【ミライザーバンあらすじ】

これは，銀河鉄道999メーリングリストで，1998年から行われていたものです。
重要な作品であるにもかかわらず，当時入手が困難だったこともあってはじまりました。
私の担当分をここに掲載します。

なお，今回のコレは，最終回のあらすじを途中まで書いたものです。
この企画自体が途中で頓挫してしまったため，お蔵入りになっていまいました。
まあ，仮に企画が最後まで行われたにしても，最終回は企画したショウさんに
やってもらおうという方向になっていたので，結局お蔵入りには変わりないですが(笑)

ミライザー・バン 最終話

187〜

「最終章 その５ 時の輪の接する処」

時は果てしなく永い旅を続けている…
終わりのない永遠のたびを…
輪を描き 閉ざされた世界を
ただじっと
時の輪の接する処を求めて
旅を続けている…

ここに時という名の魔物に魅了され
時という名の出口のない迷宮をさ迷い続ける者がいる
彼の名はミライザーバン
今，彼は己の永遠の旅に終止符を打とうとしている
偶然か
必然か
それはわからない
だがこれだけははっきりわかっている
彼は旅の終着駅を望んでいる，と



地球人をまるでゴミのように扱うドクラスを目の前にして，
ミライザーバンは少しもひるまずにいた。
ここはドクラスの宇宙船の中。捕らえられたバンは，そこにいた。

バン「遠い未来のドクラス総星団会議に出たミライザーバンの心を
　　　知ってるけどあれはぼくの子孫か？」

ドクラス人「そうだろうね，たぶん。それだけ理解していればよろしい。
　　　　　　これから未来永劫ミライザーバンはわれわれの協力者となるわけだ。」

ドクラス人はバンを連れて船の中を歩いていく。
しばらくすると，透明なチューブのような通路にさしかかった。
そのチューブからは半球状の物体が並んでいるのが見える。
バンにはそれがなんなのか，全くわからない。

バン「なんだこりゃ？」

ドクラス人「われわれの宇宙船のエンジンだ。地球人のように複雑な装置はいらない。」

さらに歩き続け，広い場所に出た。
窓からは地球の姿が見える。
宇宙へ，遥かなる星空へ飛んでいくドクラス船団。
バンを連れた船団が地球を離れて行く。

ドクラス人「永久に地球は見納めだ。よく覚えておくんだな，バン。」

バン　「あちこちでずいぶん眺めたよ。でも勝手に決められちゃたまらないよ。」

無情にも地球はだんだんとみえなくなっていく。
そしてその姿が全く見えなくなったころ，バンは四畳半の部屋へ案内された。

ドクラス人「きみの部屋はここだ。ゆっくりくつろぎたまえ。」

バン「ふ〜ん。地球式か…」

そこは畳敷きの四畳半。バンは慣れたようにドンと構えている。

ドクラス人「いきなり環境を変えてノイローゼにでもなられては，もったいないからね。」

ドクラス人もそれなりに気を使っているようだ。
(とはいえ，結局はバンの力を自分たちのために使いたいがため，であるのだが)
そんなドクラス人にバンは無茶な注文をする。

バン「ついでにラーメン・ライスでも出してくれないか。
　　　絶対(ノイローゼには)ならないんだが…」

だが，四畳半の部屋を用意してしまったドクラス人も“したたか”である。
バンの無理難題など屁でもないかのごとく，注文のラーメン・ライスを出してきた。
たまごを落としてある，なると入りのラーメンだ。
ライスの方は，もちろん大盛りだ。

バン「くそ。ほんとに出たか……」

出てきたものは仕方ない。
バンはそれを食すことにした。
食しながら，これからどうするか，について考えた。

バン「ここのエンジンは……時間エネルギーを推力に変えたような
　　　不安定なものらしい……もしあいつを壊したら……」

ラーメン・ライスを食べおわったバンは四畳半の窓からドクラス宇宙船団を眺めていた。
眺めながら，恐ろしい事を考えていたのだ。

バン「このドクラスの宇宙船団とぼくが同時に消えたら……」

己の呪われた運命を思ってかどうかはわからない。
が，バンは考えに考えた。
そして，実行に移したのである。

バン「やってみるべェ」

四畳半を抜け出したバンは，先ほどの透明チューブ，すなわちエンジンルームへ向かった。

バン「エンジン一個壊せば連鎖反応。しかしいかにして破壊を……」

破壊しようにもどうやればいいか，思案にふけつつチューブをうろつく彼の目の前に
大きな穴が立ちはだかった。これを見たバンは覚悟を決めた！

バン「このタイプのエンジンは，ひ弱な構造だ。
　　　ミライザーバンは死ぬ事はないみたいだ。
　　　よし！ エンジンに飛び降りてやる!!」

飛び降りてしまった!!
ドクラス人も駆けつけたが，時すでに遅し。
バンはただ自由落下で落ちてゆく。

ドクラス人「


(ということで，ここまで書いてました。確かに途中でしょ(笑)
 あとは，文庫で復刻が出ているのでそちらをお読みください
 ここから先は最終回なので，スタッフロールでもと思い作ってたものです(笑))


He was successful in traveling another time, another ring.
So, his life was restructured!

『時間旅行少年 ミライザーバン』

　原作
　　松本零士

　連載
　　朝日ソノラマ マンガ少年（19XX年X号〜19XX年X号）

　収録
　　朝日ソノラマ サンコミックス（全3巻）

　ページ数
　　XXX頁

− ミライザーバンあらすじ製作委員会 −

　委員長
　　ショウ

　メンバー
　　アンタレス
　　いとちゅう
　　黒騎士ファウスト
　　ミ〜くん
　　13号

Part. 1 第1話 
Part. 2 第2話
Part. 3 第3話
Part. 4 第4話
Part. 5 第5話
Part. 6 第6話
Part. 7 第7話
Part. 8 第8話
Part. 9 第9話
Part.10 第10話
Part.11 第10話
Part.12 第10話
Part.13 第10話


− Special Thanks −

　銀河鉄道999 メーリングリスト
　ミャウダ 
　（銀河鉄道999 メーリングリスト 管理者）

　and you!


and you.

Thank you for reading!



英語版

『Time Travelling Boy MIRIZER-BAN』

　Original Story
　　Leiji Matsumoto

　Serial Magazine
　　Asahi-Sonorma Manga-Shounen（19XX No.X〜19XX No.X）

　Comic Book
　　Asahi-Sonorama Sun-Comics（3 volumes）

　All Pages
　　XXX pages

− MIRIZER-BAN Prot Making Committee −

　Chair Person
　　Shou

　Member
　　Antales
　　Itochu
　　Black Knight Faust
　　Mie-Kun
　　No.13

− Plot Teller −
Part. 1 Story  1
Part. 2 Story  2
Part. 3 Story  3
Part. 4 Story  4
Part. 5 Story  5
Part. 6 Story  6
Part. 7 Story  7
Part. 8 Story  8
Part. 9 Story  9
Part.10 Story 10
Part.11 Story 11
Part.12 Story 12
Part.13 Story 13


− Special Thanks −

　The Galaxy Express 999 Mailing List
　Myauda
　(The Custodian of The Galaxy Express 999 Mailing List)

　and...

  YOU!

Thank you for reading!
See you next event!