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コスモウォーリアー零 第13話「誓い」 (999MLバージョン)


■ヘルキャッスルの脅威
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 先週からの続き。

 全艦の砲撃が,0.13秒の間隙を抜けてヘルキャッスルに直撃した。
 ヘルキャッスルは大破。しかし,ヘルキャッスルの自己修復機能により,
 大破した部分が修復されていく。
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 砲撃,当たってしまいましたか。なんともふし〜ぎ〜。
 集中砲火くらったとはいえ,あれだけ大破してしまうというのは,
 ヘルキャッスルの防御力っていったい……。
 それにしてもあれだけのヘルキャッスルの爆発による衝撃と破片で,
 火龍は無事なのかなぁ。




■さらばとか完結編とか。
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 ゼロ  「セントエルモ砲を……セントエルモ砲,発射準備!!」
 バトライザー
     「セントエルモ砲へエネルギー回路オープン」
 海原  「メインヘリウム3融合炉運転開始。機関出力,125%に上昇!」
 ゼロ  「発射キーを俺のコンソールに移してくれ。全乗組員に告ぐ。
      これより,最後の決戦に突入するにあたり,火龍艦長として最後
      の命令を伝える。すみやかに総員退艦し,テクノロジアの防衛軍
      に参加せよ。繰り返す。総員退艦!! これは命令だ!」
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 そのまま火龍ごとヘルキャッスルに突っ込むとか,ヘリウム3融合炉を
 そのままオーバーロードさせて火龍を自沈させるとか,そんなことを想像
 してしまいました。確かにクルーの安全確保のために退艦させるのは艦長の
 義務だし,いたっておかしなことではないのですが,大ピンチの時に全員を
 退艦させて最後の敵に挑むってのは,関係作品の中でも大昔にヤマトで使わ
 れてしまってるし(しかも1度じゃないし)ね。艦長席に発射制御をうつすって
 あたりも,まさにヤマトな感じだし。艦隊戦の参考にヤマトを見た脚本家が,
 これいいね,って使っちゃったとか?



■セントエルモ砲,発射準備
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 艦橋のクルーにも退艦を命じたが,誰一人として退艦する者はいなかった。

 ゼロ  「いかん! 総員,退艦だ!!」
 フェイズ「艦長! 私は死ぬのが怖くて機械化人になったのですが,いまは
      怖いです。まるで機械化人になる前の人間に戻ったみたいです。
      喜びや悲しみや愛する気持ちを忘れかけていたのに。
      艦長,あなたのおかげでそれを取り戻すことができたのです。
      私も連れて行ってください」
 ゼロ  「馬鹿やろう,まだわからないのか!! だめだ!」
 海原  「何を言っても無駄じゃよ。みんな同じ気持ちじゃ。これ以上強情
      をはると,艦長,あんたこそ副長と一緒に艦から降ろされますぞ」
 ゼロ  「そうか,わかった。俺に命を預けてくれるか」
 クルー 「こちら機関室。機関出力130%,いつでもOKです」
 ゼロ  「ようし,発射行程に入る。全システム,ダウン!」

 システム停止とともに,逆噴射も停止。敵の重力に逆らう力を失った火龍は,
 そのまま重力に引き寄せられていく。また,シールドを展開できなくなり,
 砲撃も直撃してしまう。
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 逆噴射しても重力に引き寄せられていたくらいなので,逆噴射を止めたら
 一気に引き寄せられてしまうような気が……。シールドを展開してても大変
 な被害なのに,シールドを展開しなくなったら果たして大丈夫だろうか。
 いや,大丈夫じゃないのはわかってるけど,セントエルモ砲を撃つまで
 本当に耐えられるのだろうか。

 アニメだからそのあたりは微妙にごまかすんだろうと思ってました。
 他のアニメだって,天下のヤマトだって,そうだったし,別にたいした問題
 じゃないなって思ってました。まさか,もっとすごいことになってしまう
 とは……(あとは下を見てくんなせぇ)。



■20秒の不思議
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 フェイズ「重力圏につかまりました,加速しています」
 海原  「エネルギー充填開始!」
 バトライザー
     「セントエルモ砲発射までマイナス40秒。39,38,37……」
 ゼロ  「頼むぞ,ハーロック」

 ヘルキャッスルの重力にどんどん引き寄せられる火龍。

 ハーロック「いいか,敵の力をこちらへ向けさせろ」
 ヤッタラン「よっしゃ」
 トチロー 「まかせなさい。きっしっし」
 ルビア  「ゼロとやら,援護するぞ」
 ゼス   「ふふふふふふふ,死ね!」
 ハーロック「撃て!!」

 艦隊の砲撃がヘルキャッスルに直撃,先ほど同様に大破させる。その攻撃に
 腹をたてたゼスは,攻撃を火龍からデスシャドウ他艦隊へと向ける。

 ゼス   「ええい,うるさいハエどもめ,皆殺しにしてやる」
 ハーロック「よし,こっちに引き寄せろ」
 ルビア  「見ていろ」
 トリさん 「クェー」
 エメラルダス「トチロー」
 トチロー 「まだまだ。火龍の盾となるとはいっても,ただの射的の的とは
       違うってところを見せてやろうじゃないか。面舵いっぱい,上昇!」

 エメラルダス号は敵の攻撃をかわしながら上昇し,攻撃する。
 敵はエメラルダス号を執拗に狙うが,エメラルダス号はさらりとかわす。

 トチロー 「うっしっし,これでよし」
 ゼス   「ふふふふ,ふはははは,ふはははは,甘い!」
 ハーロック「何!? こっちだ」
 ヤッタラン「くらえ」
 ハーロック「撃てぃ!!」

 そんなトチローの陽動作戦も,あまり通用していなかった。
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 っていうのを20秒でやるのは,ドラゴンボールZの孫悟空VSフリーザ戦のとき
 のような無理が。
 エメラルダス号のやりとりのシーンは,正直,何がやりたいのかさっぱり
 わからんかったので,たぶんこういうことだろうという想像のもとで書いて
 ます。

 あと,ルビアのセリフで ゼロとやら というのがありましたが,
 なぜ“とやら”なんだろう。11話で通信を使って話をしてるのに。
 知らない同士でもないのに。



■石倉マジック
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 ゼロ    「まだか,セントエルモ砲はまだか!!」
 バトライザー「まだです,19,18……」

 セントエルモ砲発射準備の影響か,被弾による影響かよくわからないが,
 艦橋で放電現象が起こる。

 火龍クルー「被弾! 被弾!! ○○○○で火災発生」
 ゼロ   「メイン区画以外はすべて放棄せよ!!」
 火龍クルー「救護班,救護班,○○区画で火災発生!! ○○区画で火災発生!!」
 石倉   「消火班,急げ!」
 火龍クルー「砲撃室,火災発生! 機関室破損甚大!! 負傷者多数!
       機械化人クルー20〜30! 人間クルー40! 救護班,救護班!」

 石倉が消火に向かうため通路を駆ける。
 敵の砲撃を食らって爆発が起こる。
 救護班が負傷者を運ぶ。
 整備場,火災。
 艦橋では酸素マスクを着用。爆発による衝撃と,放電。
 砲塔に敵の砲撃が直撃し,破損。
 消火班による消火作業。
 火災現場で倒れている人々。
 倒れている機械化人。
 火龍から外へ飛ばされる機械化人。
 (上記説明はぶつ切りのシーンの連続です)
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 バトライザーが18って言ってるそばから,どうしてそんなに多くのことが
 できるのだろう。特に石倉くん!! あんたどうやって消火作業に向かったのか。
 副長補佐席を立って,消火準備を整えて,消火班と合流して廊下を駆ける
 ってのはいったい何秒で実行しているのだろうか。謎。まさに石倉マジック。

 機械化人が外に飛ばされているということは,火龍外壁に穴があいてしまって
 いるということだろうと思うし,艦橋で酸素マスクっぽいものをつけている
 のは,おそらく空気が減少しているということなのだろう。
 いや,そもそも酸素マスクなのか? 酸素マスクだとしたら,なぜ銀河鉄橋を
 超える時に,使用しなかったのか。
 #っていうかいきなり機械化人が飛ばされてもわけわからんって

 しかし,あの放電はやりすぎだと思ったのは私だけかなぁ。放電現象の原因
 はセントエルモ砲にあるのか,火龍の破損にあるのかは不明だけど,
 あれだけの放電があったとして,おそらく生身の人間も機械化人もタダじゃ
 すまないと思うが……。



■セントエルモの灯
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 火龍クルー「セントエルモの灯だ,セントエルモの灯だ」
 海原   「だめじゃ,また干渉おこしとる。このままエネルギーを艦内に
       とどめると,爆発するぞ」
 ゼロ   「わかってる!」
 火龍クルー「プラス磁極エネルギー充填75%。マイナス磁極エネルギー充填
       86%。メインヘリウム3融合炉,臨界まで30。セントエルモ砲へ
       の回路接続完了です」
 ゼス「な,なんだ,あの光は!? 小賢しい蛆虫め。ふははは,見てろ!!」
 海原「過剰エネルギーを集めて,船外へ。船外へ排出するんじゃ」
 石倉「わかりました。カートリッジ充填,準備」

 艦内にとどまるエネルギーをカートリッジにおさめ,艦外へ排出。
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 カートリッジが火龍から排出される時,重力の影響を全く受けてないのが
 気にかかった。



■ルビア艦,轟沈
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 セントエルモ砲の準備に入った火龍だったが,異常なエネルギーに気がつい
 たヘルキャッスルから攻撃が集中していた。デスシャドウ号とルビア艦は,
 自らの艦体を盾に火龍の前へ出る。しかし,ルビア艦は,敵の砲撃に直撃し
 てしまい大破。そのまま轟沈してしまう。
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 やっぱりルビアさんお亡くなりになりましたか。そんな予感はしてました。



■ヘルキャッスルの最期
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 急に機関の出力が低下した。機関部の温度が上昇し,正常に動作ができて
 いなかったのだ。セントエルモ砲が撃てない火龍は,ただ重力に引き寄せ
 られていくのだった。

 ゼロ    「くそう!! これまでか……!」
 ヤッタラン 「キャプテン,火龍が燃えてまっせ…」
 エメラルダス「トチロー,火龍が……」
 トチロー  「ジ・エンド……なのか…!?」

 マリーナはトチローの言葉を思い出していた。水冷による冷却を行えば……
 そう思ったマリーナは自ら機関部へ向かった。
 温度上昇によりもはや安全が保証できない機関部へ。

 海原  「こりゃ,どうしたことだ!? 艦長,冷却装置が働いております!」
 ゼロ  「なんだと!?」
 マリーナ「ゼロ……」
 ゼロ  「マリーナ!」
 マリーナ「撃って,セントエルモ砲を…撃って,ゼロ!」
 ゼロ  「よし,わかった!!」
 マリーナ“ゼロ,撃って!! セントエルモ砲を!!”
 雷   「艦長! プラス10秒で発射できっとですが,メインコンピューター
      が立ちあがらんばい」
 海原  「それじゃロックオンできんぞ! 目視するんじゃよ,雷!!」
 ゼロ  「構わん,目視!! …………見えた!!」

 セントエルモ砲,発射。セントエルモ砲はヘルキャッスルをおおいかこみ,
 直撃。ヘルキャッスル,撃沈。
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 なんか,フェイズのシーンのあたり,動きが変だった。

 さて,マリーナさんはどうやって冷却したんだろう。
 マリーナさんが勝手に機関室に行った時は,わが青春のアルカディアの
 トチローみたいに自分の体を使ってなんかするんじゃないかと想像してました
 けど,どうもそうではないような感じだし。
 いまいちわかりづらかったんだけど(っていうかわかんなかった),時間的に
 水冷システムを構築してるヒマもないし,仮に自分の体を使って冷却するに
 しても,マリーナさんの体は小さすぎるし。可能性としては11話でマリーナ
 さんがなにかいじくってたんで,その時にこっそりと水冷できるように細工
 していたのかな。

 ヘルキャッスルの至近距離にいたデスシャドウ号と火龍が爆発に巻き込まれ
 なかったのが不思議。



■その時私は冬の到来を感じた
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 ヘルマティア「人間とは,なんと恐ろしくもおぞましい生き物なのだ。
        信じがたい程の憎しみを乗り越え,種をこえて力を合わせる
        などということができるとは。奴らを甘く見てはならん。
        奴らは奇跡を起こすのだ。人間と機械化人の共存という奇跡を。
        まぁ,よい。いいデータが取れた。作戦を終了する。帰還せよ」

 ハーロック「さて,敵は倒したが,まだやりのこしたことがあったな」
 ゼロ   「ほう,覚えていたか」
 ハーロック「どうした,俺を捕まえるんじゃなかったのか?」
 ゼロ   「お前の容疑は晴れた。それに捕まえておくには,少し惜しい」
 ハーロック「ふ…,どうだゼロ。軍なんてつまらんところはやめて,
       俺達と一緒に来ないか?」
 ゼロ   「いや,俺は地球に戻り地球再建をはかる。
       俺には俺しかできないやり方があるはずだ」
 ハーロック「そうか。お前に海賊は無理だ」
 ゼロ   「貴様にも軍人は無理だ。また会おう,ハーロック,トチロー」
 ハーロック「さらばだ,友よ」

 ゼロ   「出航準備!」
 アクセルーダー
      「…? 艦長,針路は?」
 ゼロ   「明日だ,アクセルーダー。地球の明日に向かって行くぞ」
 アクセルーダー
      「針路,明日に向かって!」
 海原   「機関全速〜」
 石倉   「機関全速」
 ゼロ   「出航!!」
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ヘルマティアさんが乗っていたのって,デスバデーターに似てたような。

 ラストシーンがかなり寒かった。針路,明日に向かって。寒っ。

 ルビアさんの轟沈は放ったらかしか……。あと,シルビアーナさんも
 放ったらかし…。




○総評
ということで全13話終わっちゃいました。
11話あたりからイヤな予感がしてましたが,ラストで遂にやっちゃいました。
なんか最後で台無し,って感じがします。見終わって脱力です。
感動もなにもありませんでした。

全13話の中でいいものを選ぶとしたら,個人的には5話,6話,9話。
逆にダメなのは圧倒的に3話。そして今回13話を追加されました。
ついでに,結果的にその話に繋がることとなった12話もだめです,はい。

全13話全体的な評価としては,一応ギリギリ及第点。ゴールデンタイム
なのに見るに耐えがたいアニメもありますから,それに比べたら…。
でもまぁ,ゲーム版のほうがかなり面白かったです。

ビデオ・DVD最終巻に収録される未放映エピローグはスタッフ総入替ってのも
いいかもしれない。作画監督に増永さんあたり迎えて。とりあえず脚本に
藤本信行さんは勘弁して欲しいッス。




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