インデックス
01.大いなる旅発ち
本編 スタッフ ML
02.マリーナの波紋
本編 スタッフ ML
03.火龍の炎
本編 スタッフ ML
04.戦士グレネーダーの魂
本編 スタッフ ML
05.トチロー・不滅のサムライ
本編 スタッフ ML
06.我が友ハーロック
本編 スタッフ ML
07.信ずるべき道
本編 スタッフ ML
08.マリーナ永遠の想い
本編 スタッフ ML
09.悲しみの星
本編 スタッフ ML
10.銀河の涯
本編 スタッフ ML
11.大テクノロジア
本編 スタッフ ML
12.終わりなき闘い
本編 スタッフ ML
13.誓い
本編 スタッフ ML
XX.マリーナ・ストーリー
本編 スタッフ
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コスモウォーリアー零 第5話「トチロー・不滅のサムライ」本編 (999MLバージョン)


最遊記のCMを,タイトルだけ変えてみました。

 ヤツらがスクリーンに帰ってくる。
 空前のアドベンチャーロマン劇場版銀河鉄道999
 今度の999ではありえないことが起きる。

…なーんてCMで言われたら,気になって仕方ないですね。
なんだよ,ありえない事って(笑)

ありえない事 妄想
・メーテルがバイクで事故って2号が登場
・999機関車客車が変形合体して超巨大ロボットに
・999の中に街がある
・実は999の車輪は飾りだった
・鉄郎,ハーロック,トチロー,エメラルダス,メーテルの5人で
 「銀河戦隊アルカディアン」として謎の組織と戦う。
 アルカレッド …エメラルダス (赤いからリーダー)
 アルカブルー …ハーロック  (女性ファンに人気)
 アルカグリーン…鉄郎     (目立たない)
 アルカピンク …メーテル   (男性ファンに人気)
 アルカイエロー…トチロー   (カレー好き)




○今回の話の感想(あくまで個人的な)
 全体的にコントな演出が多いように感じました。…ですが,別にそれは
 悪く感じなかったのです。今回の話自体が,全体的にガンフロンティア
 をかなり意識して作られているように思え,その雰囲気がところどころ
 盛りだくさんであり,コントな演出がなじんでしまい,面白く見ること
 が出来ました。作画などのクォリティはいままでで一番高いと思います。
 今後の話もこのクォリティを保ってくれると,安心して見れそうであります。




■シルビアーナ登場
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 舞台は惑星ヘヴィメルダー。
 「オレにかかった賞金を狙っているのか。だが相手が悪かったな」
 賞金首は銃に手をかけ撃とうとするが,それよりも早くシルビアーナ
 の2丁のコスモウェスタンガンが火を吹いた。
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 とりあえず登場時のシルビアーナは,2Pカラーのブルーのコスチューム
 でした。対峙シーンで太陽の光を効果で出してたのはよかったんだけど,
 銃がキュピーンと光ったのは。さりげなく光らせたほうがよかったん
 じゃないかと…いうのは個人的意見。





■火龍艦橋にて…
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 そのころ火龍ではグレネーダーが賞金稼ぎシルビアーナのことを話していた。

 ゼロ    「情報を聞き出せるのか?」
 グレネーダー「簡単にはいかねぇだろうな。なんせ女だてらにハーロックに
        勝負を挑もうっていうはねっかえりだ。
        かわいい顔してるんだがなぁ」
 石倉副長補佐「他に手がかりがない以上,そのシルビアーナという女性に
        あってみるしかありません。偵察隊の派遣を具申いたします」
 ゼロ    「そうだな…」

 偵察には,グレネーダー,石倉,雷,アクセルーダーの4人で向かうことに
 なった。
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 ところで,今回ちょっと芸が細かいです。話しているキャラが手前の場合,
 ピントが手前になって奥がすこしぼける。話しているキャラが奥の場合,
 ピントが奥にいって手前がぼける。なかなかいい感じです。
 まさかテレビアニメでそこまで演出をこだわるとは,スタッフもなかなか
 やりますねぇ。




■ヘヴィメルダーと銀河鉄道
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 惑星ヘヴィメルダーと,懐かしい音と共に列車が走るシーン。

 海原機関長 「惑星ヘヴィメルダー。銀河鉄道をはじめとする,あらゆる
        空間軌道がここに集まり,時空をも交差する宇宙の大分岐点
        じゃ」
 マリーナ副長「聞いたことがあります。宇宙を旅する者なら誰もがここを
        通り,夢を叶えさせるのだと」
 ゼロ    「そう,ガンフロンティアでは身分も経歴も関係ない。
        たとえ敵同士でも,この街で出会えば互いに酒を酌み交わし,
        夢を語り合う。そんな自由な街だ。しかしその自由を侵した
        ものは殺されても文句は言えない。
        それがガンフロンティアの掟だ」
 海原機関長 「他人の自由と酒には決して手を出さんことじゃ。
        死にたくなければな」
 石倉副長補佐「私とて,そう簡単にやられはしません」
 ゼロ    「わかっているさ。だがいまは一人のクルーも失うわけには
        いかない。俺達はこの火龍を手足のように動かし使いこなす
        には,まだ時間がかかる。ハーロックと戦うのはその後だ」
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 まずは正面から,次に惑星上空からの俯瞰で,いくつもの列車が登場。
 画面右上に,なんか999っぽい客車が見えたんで,先頭をスローで見てみた
 けど,先頭がなんなのかわからず。音がちゃんと銀河鉄道してたのはいい
 ですね。突然の出来事で,思わず体が反応してしまいましたよ。

 会話シーンにでてきたガンフロンティアの酒場シーン……松本先生…!?
 ヘヴィメルダーの酒場に松本先生を配置するとは(笑)




■偵察挺,ヘヴィメルダーへ

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 雷砲術長  「どげんしたと? 便秘でもしとっとね?」
 石倉副長補佐「場合によっては,艦長の命に背く事になるかもしれない」
 雷砲術長  「ど,どげん意味ね」
 石倉副長補佐「もしもハーロックを発見できたら,俺達の手で倒すんだ」
 アクセルーダー航海長
       「そんな命令には従えません」
 石倉副長補佐「だったら艦に戻れ。
        オレだってお前と一緒に行きたいわけじゃない」
 アクセルーダー航海長
       「そうはいきません。私は艦長の命令で同行を…」
 石倉副長補佐「この偵察隊の指揮権は,俺が艦長から預かったんだ」
 雷砲術長  「うーん,確かにハーロックば仕留めれば,それで任務完了。
        機械化人と航海ば続けんでも済むばい
 グレネーダー「だが,ハーロックは強い」
 石倉副長補佐「たとえ刺し違えてでも倒してみせる。
        俺は艦長のためなら,命だって惜しくはない」
 グレネーダー「まぁ,おれもいつかは一戦交えたいと思っていた相手だがな」
 アクセルーダー航海長
       「命令違反を見逃すわけにはいきません。艦長に通信をいれます」
 石倉副長補佐「頼む,力を貸してくれ」
 雷砲術長  「石倉はん,あんた……」
 石倉副長補佐「ハーロックを倒せるのなら,機械化人に頭を下げること
        くらいなんでもないさ。火龍を手に入れたとはいえ,
        艦長の立場はまだ弱い。なんとかハーロックを倒して,
        上の連中に認めさせたいんだ」
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 ここにきて石倉暴走の理由が判明。なるほど,艦長ラヴ……もとい,艦長の
 ことを考えてのことでしたか。
 
 機関長にマリーナに石倉に,ゼロはモテモテだぁ(爆)





■ガンフロンティアの酒場にて

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 トチロー「おごめ〜ん」
 トチロー「きっしっしっしっし…」
 トチロー「おやじ,メシをくれ」
 マスター「帰んな。ここは女子供の来る店じゃねぇ」
 トチロー「オレは男だが?」
 マスター「バカいうな,男ってのは,もっとでっけぇもんだ」
 ガンマン「そうだよ,ぼうや。ケガしないうちに帰りな。
      震えてるじゃねぇか,ぼうやよ」

 トチロー,刀を振る。
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 ……どうやって斬ったんだろう?
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 トチロー「男は見かけじゃない…とオレの愛する女は言うんよ」
 マスター「わ,わかった,お前は男だ,立派な男だ。で,ご注文は?」
 トチロー「タテだかヨコだかわからんくらい分厚いステーキが食べたい」
 マスター「さすが男だ」
 トチロー「だが,金がないので,シチューと牛乳をくれ」
 マスター「あ,あら」
 トチロー「オレほどの男でも,メシ代に事欠くこともある。
      それが世の中の面白いところだ」

 そこへシルビアーナが入ってくる。

 シルビアーナ「笑わせないでよ。シチューに牛乳ですって?
        それが男の食べるもの? あなたトチローね。
        その汚い首にかかった賞金,私が頂くことにするわ。
        さぁ,勝負しなさい」
 マスター  「よせ,シルビアーナ。こいつの剣の腕前を見ただろう。
        いくらお前でも…」
 シルビアーナ「強い相手だから面白いのよ」

 トチローが牛乳を飲もうとしたが,シルビアーナがそれをつかみ,
 トチローの頭からぶちまけてしまった。

 トチロー  「くそう,オヤジ,牛乳おかわりだ。当然,払いはコイツだ」
 シルビアーナ「なんですって!?」

 シルビアーナは怒って自分の銃に手をかけたが,トチローがそれより早く
 刀を振るう。

 トチロー「当然でしょうがね」

 シルビアーナのベルトが切れ,ホルスター落ちる。
 服も真っ二つに引き裂かれてしまった。

 シルビアーナ「イヤァァ,見ないで」

 シルビアーナは服をおさえて,そのまま酒場を出ていった。

 マスター「なぜトドメをささなかった?」
 トチロー「女を殺すのは男らしくない。
      ごっそさん。シチューはもう少し煮込んだほうがいいな」
 マスター「そりゃ,すまん…」
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 シルビアーナはキャ〜〜と叫びながらも,ちゃんとしっかりベルトも
 持っていってるし(笑)
 そのまま服が切れて,ポロリしないところがポイントでしょうね。
 オレの愛する女…ってやっぱりエメラルダスだよね。シヌノラじゃないよね(爆)




■シルビアーナお着替え
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 今度は1Pカラーのピンクに着替えました。
 そこへグレネーダー一行が登場。とりあえずお金を渡してハーロックの
 居場所を聞き出す石倉。シルビアーナから情報を聞いた一行はテガタ大地へ
 向かう。そこに大ステーキ牛(“だいすてーきぎゅう”と読む)がいた。
 グレネーダーが撃つが,まったく効かず,逆に怒らせてしまった。
 追いかける牛。逃げる一行。

 雷砲術長  「おわ〜〜,なんでこげんことになっとっとね〜〜
 アクセルーダー航海長
       「艦長の命令を守らないからです」
 石倉副長補佐「あの女にダマされたんだ」
 雷砲術長  「くそ〜〜,とっつかまえて,お尻ペンペンしてやるばい!!」
 グレネーダー「あのシルビアーナを!? そ,それは見たい,ぜひ見たい!!」
 石倉副長補佐「それはともかく,落とし前はつけてもらうぞ!!」

 一行は,そのままシルビアーナの家に向かっていた。

 シルビアーナ「あ……」
 石倉副長補佐「いたぞ〜!!」
 シルビアーナ「こ,こっちに来ないで〜」
 雷砲術長  「お尻ペンペンしてやるばい〜!!」

 逃げるシルビアーナ。

 石倉副長補佐「待て,よくもダマしたな!!」

 一行はシルビアーナを追いかけた。もちろん牛も一行を追いかけた。
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■一方,火龍では……
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 マリーナ副長がゼロに,人選に問題があること,石倉と機械化人との
 折り合いが悪い事と言う。

 ゼロ「人間と機械化人はまったく違う生き物だ。だが,戦いを共にし,
    想いを共にすれば,いつかはわかりあえるはずだ。
    俺はそう信じている。
    何度でもぶつかり合えばいい。
    本音でぶつかりあわなければ,本当の友情や信頼が生まれるはずは
    ないんだから」
 ゼロ「大丈夫だ。きっと無事に任務をやり遂げてくれるさ。
    俺は信じている,石倉も雷もアクセルーダーのことも」
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 そのころ,ゼロの信じていた石倉達は,すでに艦長の期待を裏切りまくって
 いたのでした(爆)
 多少ベタかもしれないけど,こういう展開は結構好きだな。
 ガンフロンティアな,意味のあるムチャクチャな展開。いい感じです。




■おいかけっこ その1
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 街まで逃げてきたシルビアーナと石倉一行,そしてそれを追いかける
 大ステーキ牛。それを見た町の人は,怒って追いかけ始めた。
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 追かけかたが,ギャグマンガっぽいね(笑)
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 おいかけっこの最中,トチローはバズーカを作っていた。

 トチロー「できたぁ,さすがはオレ。なかなかのものだ。
      とはいえ,試し撃ちもしてないバズーカなど危なくて使えん」

 そのトチローめがけて,一同が走ってきた。

 トチロー「な,なんだ!?」
 
 トチローもまた,一緒になって逃げ始めたのだった。

 トチロー「こんな時はオノレの短足が恨めしい〜」
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■おいかけっこ その2
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 逃げるトチロー。トチローへ発砲するシルビアーナ。
 シルビアーナへ発砲する石倉一行。それを追いかける牛。
 牛へ発砲する街のみんな。
 その銃弾が牛の尻へ当たり,大ステーキ牛が振りかえって暴れ始めた。

 トチロー「そもそもオレはなんで逃げているのであろうか」

 トチローはバズーカを構え,発射。弾は大きく弧を描く。

 トチロー「へへ,やっぱり当たるはずはないのである」

 その弾は大きく弧を描いて,大ステーキ牛へ当たり,大爆発をおこした。
 炎に包まれる大ステーキ牛は丸焼きのステーキになってしまったのだった。

 トチロー「おいたわしや〜。食うど〜,念願のタテだかヨコだかわからん
      ステーキを食う!!」

 トチローは刀を振るい,肉を切り落として食べ始めた。

 マスター  「願いがかなってよかったな。
        だがこの街もオレの店もメチャクチャだ。
        どうしてこんなことになった!! いったい誰のせいなんだ!!」
 シルビアーナ「こいつらが,大ステーキ牛を連れてくるからよ!!」
 石倉副長補佐「そうなったのはお前のせいだ!!」
 グレネーダー「そうだ。シルビアーナ,どうしてあんなウソをついた!!」
 マスター  「シルビアーナ!!」
 シルビアーナ「許して,あたし脅されてたの。ハーロックを狙うなんて
        許せないからそう言えって…トチローに!!」
 トチロー  「ぶっ!!」
 マスター  「あんたのせいなのか?」
 トチロー  「わしゃ知らん」
 マスター  「しかしあんたが町を壊し,オレ達の酒を台無しにしたのは
        確かだ!!」
 トチロー  「それは大ステーキ牛が……」
 シルビアーナ「大ステーキ牛を撃ったのはあなたじゃないの」
 マスター  「トチロー!! この街の法にのっとり,断罪に処す!!」
 トチロー  「断罪とは?」
 マスター  「磔だ!!」
 トチロー  「ぎゃああああ」

 全員でとりおさえようとするが,トチローは抵抗する。

 シルビアーナ「あんたも捕まえなさいよ。トチローはハーロックの親友なのよ!!」
 グレネーダー「なんだと!! お前がハーロックの親友だと知ったら,
        生かしちゃおけん!!」
 トチロー  「もう付き合いきれん!!」

 グレネーダーは銃を構えたが,トチローは刀でそれを斬ってしまった。
 さらに石倉が銃を構えるが,トチローは石倉に斬りかかる。
 その瞬間,アクセルーダーが石倉を突き飛ばし,トチローが振りかぶった
 刀は,そのままアクセルーダーの腕を切り落とした。
 トチローはそのまま逃走。
 町のみんなが,その場に残っていた石倉たちをも捕まえようとしたため,
 石倉たちは逃げた。シルビアーナもどさくさにまぎれて逃げようとしたが,
 マスターにそれがバレてしまい,トチローを捕まえてくるように命じ
 られてしまったのだった。
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■石倉,男の友情を感じるの巻
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 石倉副長補佐「なぜ,オレをかばった……」
 アクセルーダー航海長
       「味方の損害を最小限にとどめようとしただけです。
        私の腕は取替えがきくが,人間はそうもいかないでしょう」
 石倉副長補佐「ありがとう。礼を言うよ」
 アクセルーダー航海長
       「勘違いしないで欲しい。
        私はあなたのやり方には納得していません。
        だが,艦長に対するあなたの想いは私にもわかります」
 グレネーダー「それでいい。同じ艦に乗り合わせた以上,俺達は一蓮托生
        なんだから。どんなにヤなヤツだって味方には違いないさ!!
        ぬはははははは」
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■据え膳食わぬは男の恥
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 銃を構えて小屋に入るシルビアーナ。トチローは一心不乱にステーキを
 食べていた。近づくシルビアーナ。トチローは気配に気がつき,一瞬のスキ
 をついて刀をシルビアーナへ向けた。

 トチロー  「きっしっしっしっし…」
 シルビアーナ「ごめんなさい。私,本当はあなたに憧れていたの。
        いつかはあなたに会えるんじゃないかって……
        私,あなたの命を狙ったんだから,殺されても文句
        言わないわ……私のこと,殺す? それとも……」

 シルビアーナはトチローの手を自分の胸に当て,顔を赤らめた。
 トチローは事態を飲みこみ大興奮。
 シルビアーナはガンベルトをはずし,服を脱ぐ……。
 興奮したトチローもマントを脱ぎ,そのままシルビアーナへ飛びかかった。
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 むむむむ!! もしかして背景が黒くなりますか!?(爆)
 #意味わかんない人は,ガンフロンティア等を読んでください。




■据え膳食おうとしてこんな結果に(笑)

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 ロープで吊るされているトチロー(笑)

 トチロー  「いつの間にかこんなことになってしまったのである」
 シルビアーナ「うふふ,あたしがあなたみたいな男に本気で惚れるとでも
        思ったの? 鏡をみてごらんなさいよ」
 トチロー  「裸になって刀を離したのが運の尽き…」
 シルビアーナ「刀さえなければ,あなたなんか怖くないわ」
 マスター  「よくやった,シルビアーナ。トチローの首にかかった
        賞金なら,街を全部なおしてもおつりが来る」
 シルビアーナ「死の臭いをかぎつけたのね。あんたの死体,ハゲタカ達が
        綺麗に片付けてくれるわよ」
 トチロー  「うわぁぁ,こ,こらやめろ! てめ! 殺す!
        人間様が鳥に食われてたまるか」
 マスター  「覚悟はいいな!!」
 トチロー  「いいはずないが,どうにもならん……」

 銃を構えるマスター他一同。だが,そこにデスシャドウ号が現れたのだった。

 マスター  「な,なんだ!?」
 シルビアーナ「あの髑髏は……」
 トチロー  「おお,来てくれたか!! ハーロック!!」
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 ということで,第5話終了。



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