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05.トチロー・不滅のサムライ
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06.我が友ハーロック
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コスモウォーリアー零 第12話「終わりなき闘い」本編 (999MLバージョン)


■ゼス,コンバインOK
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 先週の続きです。

 ゼスはコアに近づいていく。するとコアから触手のようなものが伸びてきて,
 ゼスを取りこんでしまった。ゼスはコアと一体化していく。

 ゼス    「力だ! 力がみなぎってくる!! ついに私は神と同化したぁぁ!!
        私は神になったのだぁぁぁ!!!」
 ヘルマティア「ふん,銀河総督……所詮は欲望に振り回される不完全な体よ。
        しかし,これでゼロに勝てる。ゼロに憎しみがある限り,
        憎しみを力として」
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 ヘルキャッスルのコアって,なんか生っぽい。機械……なのかなぁ。
 ゼスさんが合体した後は,なんか炎みたいというか,さよならで言うところ
 のプロメシュームみたいだった。




■最後の盾
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 テクノロジアを背に受け,待ち構える火龍,そしてデスシャドウ以下艦隊。
 ヘルキャッスルはさらに加速し,テクノロジアに近づいていた。
 そのヘルキャッスルから発砲。すべて火龍に向かっていた。
 火龍は直撃は免れるものの,シールドの弱い部分がダメージを受けてしまう。
 さらに,火龍に当たらなかったビーム砲はそのままテクノロジアへ到達,
 街を破壊していく。

 石倉  「艦長,いったん退避を」
 ゼロ  「だめだ!! ここを離れるわけにはいかない!! 雷,主砲発射!!」

 火龍の放った主砲は,ヘルキャッスル直前で曲げられてしまい当たらない。
 デスシャドウ号他艦隊がヘルキャッスルへ一斉射撃するも,火龍同様に
 ビーム砲が曲げられてしまい,ヘルキャッスルには当たらない。

 フェイズ「敵弾,再び本艦に向かってきます」
 アクセルーダー
     「艦長,針路変更を具申いたします」
 ゼロ  「いかん!! 進路そのまま!!」
 石倉  「しかし,艦長!!」
 ゼロ  「この火龍が,テクノロジアを守る最後の盾だということを忘れるな!!」
 石倉  「最後の盾…」

 火龍に当たらずテクノロジア地表に到達したビームは次々に街を破壊していく。
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 前回も同じことを思ったんだけど,なんで重力圏でビーム砲が“外側”へ
 曲げられるんだろう。

 しかし,なんというか,このシーンのゼロって痛いね。石倉くんでさえ,
 火龍ばかり狙っていることに気がついたのに。アニメであるということを
 念頭に入れてもちょっと……。



■狙われた火龍
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 敵は火龍だけを狙っているのではないか……そのことに気がついたゼロは
 針路変更を指示。

 ゼロ  「もし敵が火龍のみを狙っているのなら,敵の矛先を変えることが
      できる。フェイズ,敵の重力圏測定」

 その間もヘルキャッスルはどんどん近づいてくる。
 前衛にいた戦艦が,敵の重力で次々につぶされていく。
 その影響は,テクノロジアの大地にも及んでいた。

 フェイズ「バトライザー,重力圏のデータを転送したぞ」
 バトライザー
     「重力圏は物体表面より全周囲60宇宙キロに影響を与えています」
 ゼロ  「よし,61宇宙キロまで全速で接近。
      近接射撃を加え,シングバイで敵の背後に回るぞ」

 火龍,ヘルキャッスルへ全速前進。
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 石倉の一言がなければ,進路そのまま盾となってお星様になっていたかも
 しれない火龍ですが,ふと思うんだけど“そもそも盾として機能して
 いなかった”のではないだろうか。
 だってテクノロジアに対して,火龍が小さすぎるし。



■火災発生!
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 ヘルキャッスルへと近づく火龍。だが,敵の集中砲火により火龍艦体にも
 多数被害が出ていた。そんな中,整備場で火災が発生。燃え広がらないよう
 整備場の入り口を閉ざし,整備兵が消火にあたっていた。
 だが,炎は一向におさまらない。

 整備兵「火を消すには,外部ゲートを開けて空気を出す必要があります。
     早く,早くエアロックを取ってください」

 沈黙……ゼロは悩んでいた。クルーを救う事,火龍を救う事,どちらかしか
 選ぶ事ができない。だがゼロは艦長として,いずれかを選ばなければならない
 のだった。いや,すでに選択は1つしかない……決断をためらっていた。
 その決断は,いま消火しているクルーに死という現実を突きつけるものだから。
 それをクルー達も理解していた。だから誰も何も言わない,言えなかった。
 すべては艦長であるゼロに委ねられていた。そして,ゼロは

 ゼロ「石倉……エアロックを……」

 だがその時,グレネーダーの声が入ってきた。

 グレネーダー「待った!! 今行く!! 救助が先だ!!」

 どこかでその可能性を信じていたのだろうか,悩み苦しんでいたゼロに,
 安堵の笑みが戻った。グレネーダーと機械化人たちが現場に到着し,救助が
 開始される。しかし安心してはいられない。まだ火災がおさまっていないのだ。
 このまま火災が進行し,弾薬や燃料に引火すれば大爆発を起こしてしまう。

 機械兵「我々全員が撤兵する時間はありません。エアロックを閉鎖してくだ
     さい。大丈夫,我々に空気は必要ありません」

 そして,そのまま機械化人により鎮火したのだった。
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 空気のいらない機械化人……そういう機械化人もいるということなのかな。
 そのへんがちょっと気になった。



■0.13秒の悪魔
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 さらに近づく火龍。敵の砲撃による被弾で,艦体の損害もだんだんと酷く
 なっていく。さらにサブエンジンが破損。推力が低下していく。
 きしむ火龍艦体。近づくヘルキャッスル。

 まもなく61宇宙キロに到達する。逆噴射のタイミングをはかっていたが,
 左舷に敵のビーム砲直撃,サブエンジンが停止してしまう。
 すでに舵がきかなくなり,火龍は逆噴射をするが,推力が足らず,
 徐々にヘルキャッスルへ吸い寄せられていく。

 石倉「だめです,艦長。どんどん重力に引き寄せられています!!」
 ゼロ「馬鹿やろう,諦めるな!! ギリギリまで近づけ!!」

 しかし,ギリギリまで近づいた火龍の主砲からの発砲も,曲げられてしまう。
 もう打つ手のない火龍……。
 だがその時,マリーナが,自分の体の中を流れている泡が重力の影響を受け
 ていない瞬間があることに気がついた。計算をしてその瞬間を探る。
 すると,敵発砲直前の0.13秒間のみ,重力が消えている事が判明した。

 ゼロ「フェイズ,全艦に通知。敵発砲時に重力が0.13秒消える。
    その瞬間を狙って,一点集中攻撃を加えられたし」

 全艦の砲塔が,一点を向く。ヘルキャッスルがビーム砲発射体勢に入る。
 重力圏が一瞬途切れた。全艦から一斉に発射。
 果たして攻撃は通用するのか。
 次回へ続く。
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 0.13秒はいいとして,さて攻撃は通用するのか?!

 結論から言うと,通用しないでしょう。

 相手の攻撃直前を“目視”で確認してから発射するというのは,
 いくらなんでもどうかと思った。
 相手の重力圏解除からハーロックの目に届くまでのタイムラグ,
 ハーロックが「発射」と言ってから発射操作をするまでのタイムラグ,
 操作を行ってから実際に発射されるまでのタイムラグ,
 発射されてから敵に被弾するまでのタイムラグ。
 0.13秒はとっくに過ぎているのではないかと。

 そういえば,艦隊がVの字に位置してたけど,思わずレッツコンバイン!!
 を連想。私だけだろうけど(笑)



次回はとうとう最終回。はたしてハーロックを追っていたシルビアーナは
再登場できるのか,それとも忘れ去られてしまうのか。
ああ,そんなキャラもいたね,とりあえず最後にちょこっと出しておくか
……な扱いになる可能性も…!?



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