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ツッコミ日記 Encylopedia


[DQ] 堀井さん曰く「DQ主人公はごく普通の少年が多い」 [長年日記]

2013年01月24日 07:30更新

堀井さん曰く「DQ主人公はごく普通の少年が多い」

2012/12/11(火)。

ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんの対談記事が掲載された。

「ホビット」P・ジャクソン監督と「ドラクエ」生みの親・堀井氏が夢の対談!“思いがけないヒーロー”はドラクエに通じる!? - セレブリティニュース - 最新ニュース一覧 - 楽天woman

この記事の中で堀井さんはこのように語っている。

「『ドラゴンクエスト』の中でも、ごく普通の少年が突然主人公に選ばれて冒険に出るという設定が結構多いんですよね。」

果たして本当にそうだろうか?

▼ドラゴンクエスト

勇者ロトの末裔としてアレフガルド城に表れており、ごく普通の少年が冒険に出ていない。むしろサラブレッドと言える。

▼ドラゴンクエストII

前作ドラゴンクエストの主人公の子孫たちであり、一国の王子王女たちが冒険に出ている。ごく普通の少年少女ではない。むしろサラブレッドと言える。

▼ドラゴンクエストIII

勇者オルテガの1人息子(もしくは娘)として冒険に出ており、母親も王様も期待の限りを寄せている。ごく普通の少年が冒険に出ているわけではない。むしろサラブレッド。

▼ドラゴンクエストIV

天空人の子供。

普通の人間から見ると普通じゃないが、天空人から見ると普通の子供。

後にピサロを討伐して天空の勇者となるが、それは後の話であって冒険のはじまりはあくまで「天空人としてはごく普通の少年」。

……だが、ピサロが村を殲滅した理由は「勇者」にあり、少なくとも普通の少年(少女)とは言えない。

▼ドラゴンクエストV

グランバニアの王子。

一応、ゲーム開始時点では隠された設定で、主人公本人も父親と旅をする普通の少年と認識していたはずである、という解釈をすれば、本人の認識としては「ごく普通の少年」。

……苦しい言い訳にしか聞こえないが。

▼ドラゴンクエストVI

レイドックの王子。

一応、ゲーム開始時点では隠された設定で、主人公本人もライフコッドで生活する普通の少年と認識していたはずである、という無理やりな解釈をすれば、本人の認識としては「ごく普通の少年」。

……苦しい言い訳パート2。

▼ドラゴンクエストVII

伝説の海賊の息子。

一応、ゲーム開始時点では隠された設定で、主人公本人もフィッシュベルで生活する漁師の息子と認識しているはずである、という解釈をすれば、本人の認識としては「ごく普通の少年」。

その正体は伝説の海賊シャークアイの息子にして、水の精霊の力を受け継いだ、DQシリーズの主人公の中でも屈指の強者。

……苦しい言い訳パート3。

▼ドラゴンクエストVIII

竜神族の血を引く王族の子供。

一応、ゲーム開始時点では隠された設定で、主人公本人もトロデーンに使える一兵士と認識いているはずである、という解釈をすれば、本人の認識としては、「ごく普通の少年」。

その正体は、竜神族の娘とサザンビークの元王子との間に生まれた子供。

……苦しい言い訳パート4。

▼ドラゴンクエストIX

天使。

いきなり普通じゃない。

天使としては普通かもしれないが……。

▼ドラゴンクエストX

時空を超える能力を持つ、エテーネ族の生き残り。

普通の少年……か?

▼結論

ロトシリーズを除き、プレイヤー視点で見れば「ごく普通の少年が突然主人公に選ばれて冒険に出る」ような演出がされている。

ただし、普通の少年が旅の中で実力をつけていき、いつの間にか世界を救うわけではなく、普通の少年と思っていたら実はサラブレッドで「勇者って結局血筋か…」と思わせるのがドラクエ。

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