松本零士サイン会&トークショー

東京ビッグサイトで開催の「WPC EXPO 2002」で松本先生のサイン会とトークショーが行われました。

イベントの様子を伝えるいろんなサイト:
impressitmediaascii
○そんなところがマイクロソフトかもしれない

当日は用事があり休暇を取っていたのですが,午前中で用事が終わり,会場であるビッグサイトへ向かいました。平日,しかも漫画家とはあまり関係のないコンピュータ関連のイベントということもあり,おそらくは朝からずーっと並ぶような人はそんなにいないだろうという淡い期待をしつつ向かいました。

ブースに到着するとそれほど人は多くなく,特にサイン会のために並んでいるというような光景はありませんでした。イベントのタイムスケジュールに松本先生のサイン会のことが書かれているだけで,いつ整理券が配られるのかとか,(そもそも整理券配るなんてこと自体も)どこにも書いてなく,とりあえず14時まで待たなきゃならんのかなぁという状態でした。

事前情報知っていてもこんな状態ですから,普通の人は…ねぇ。
ブースを見回しても,ちらしやポスターもなく,なんだ〜つまらん! と思っていたら,ステージの正面…しかも上のほうに,ポスターが貼ってありました。ステージ正面って言ってもステージ自体がブース内にあり,ポスターが貼ってあるところも言っちゃ悪いが全然目立たない場所で,外からは絶対見えないというとんでもない場所に貼ってありました,こういうのってもっと外からでも目立つところにおけばいいのに…と思ったんですが,なんというかかんというか。
○平日が功を奏したか?

このままここにいても仕方ないので,時々覗きに来るようにし,私はまず事前登録者用の抽選会場へ向かいましたが,残念ながらハズレ。
ブースを覗いて,特に動きがないことを確認した後に,全員が参加できる抽選会場へ向かいました。そこでもハズレ。でも,その何人か後で誰かが当選していたらしく,ちょっと悔しかった。
その後,またブースに戻り,特に動きがないことを確認し,他のブースを見に行きました。13時すぎくらいに戻ると,受付のおねーちゃんのところに整理券の案内が出ていました。名簿に名前を書いて,14時になってからとりにくればもらえるとのこと。これはある意味事前配布と同レベル。意外な対応に驚きましたが,さっそく名前を書きました。この時点で私は3人目。
これで安心した私は14時まで安泰なので,ゆっくりと他のブースを回ってきました。

14時。ブースに行くと整理券を配布しており,さっそくゲット。名簿をちらりと見ましたが,名簿は半分(つまり15人くらい)埋まってました。あとは名簿記名のことを知らない人や,この時間に到着した人,たまたま通りがかった人が整理券をもらっていったのではないかと思います。
○聞こえな〜い

ここから先,括弧がしてある文章は,上記リンクのinpressさんのレポートの引用です。

「サイン会の様子、30人の定員はすぐいっぱいになったそうだ」

そんなわけで,30人という定員は,端から見てあっという間になくなったように見えたのではないかと思います。
整理券をもらった時に,5分前までに来るように言われたので,5分前にブースにまた来たら,すでにサイン会の列ができていまいした。15人くらいでしょうか。場所はちょうどブースの隣で,ブースとは壁をへだてた場所でした。そのときにふと後ろを見ると,松本先生が見えたのですが,このとき,待たされなくて済むんだと安心したのは言うまでもありません。

15時半。イベントがはじまりました。我々は壁を隔てた場所にいる関係で,何がどうなっているのか,そもそも何をしゃべっているのかさっぱりわかりませんでした。マイクロソフトのこの仕打ちに,わたしゃ泣けてくるよ。
司会が質問して松本先生が答えるという形式ではじまったトークショーは,おおよそ10分で終了。結局聞こえたのは,

「2台はやっつけたんですが、3台目にやられてしまった」

くらいでした。そして,そのままサイン会へ突入。
○サイン会

一番最初の人は,司会の人に話しかけられ,インタビューされていました。PRESSもその様子を写真にとっていたのですが,

「一番にサインTシャツを獲得した来場者。朝から並んでいたという」

正直,並んでいたってのはウソで,さっき書いたとおり,並んでるような状況はありませんでした。朝からいたのは,おそらく事実でしょう (私は見かけなかったけど,司会のおねーちゃんが,朝からいましたよね! って言っていたのでたぶんそうなんでしょう)。名簿の1番目はきっとこの方と思われます (2番目の人は私の直前に書いていた人で,全然違う人)。なお,たびにんさんの話では,この方は並んでいたとは発言しておらず,朝から来てブースの辺りをうろうろしていた,のだそうです。なるほど。

サインは松本先生の描いたポスターイラストが印刷されたオリジナルTシャツにすることになっていて,話しかけたりその場で写真撮ったりは×でした。サイン会は淡々と進み,なんとか全30人のサイン会が無事終了しました。
Tシャツにサインという話は知っていたけど,きっとタイトルロゴなんだろうと思っていて,万が一にでもこの手のイラストTシャツだったらいいなぁと思っていただけに,これはかなりうれしかったです。
でも,自分の番近くになるまでサイン会の様子すら見えなかったのは実に残念でした (壁が〜壁が〜(ToT))
○松本先生,テイクオフ!!

サイン会終了後は,松本先生が実際にゲームをプレイすることになりました。ブースには,実際に本当のコクピットのような感覚でプレイできる体感機(正確には   で,価格は150万円。でも好きな人はきっと買ってしまうんだろうと思う。ちなみにこれでアフターバーナーIIをプレイしてみたいと思ったのは,あの場では私だけだろう)があり,これに座ってプレイしました。

「実際に搭乗してみると、予想どおり最初の3回は操縦桿の引き方が強すぎ、 ぐるりと宙返りして真っ逆さまに地面に叩きつけられていた」

私が見た限りでは,背後から敵機に撃墜されていたように見えました。 おそらく回転をよくするために,難易度を高めに設定していたのだと思います。 こりゃいかんと思ったのでしょうか,近くにいた係が難易度調整したみたいで…

「4回目以降は徐々に感覚を掴んだようで、安定して空を飛べるようになった。」

…となりました。その後30分以上はずーっとプレイしっぱなしでしたが,端から見てて,どうも最初はルール(画面に表示されているアイコンなど)をいまいち理解しきれてなかったようでした。

「撃墜されるたびに「もう1回だけ」と連戦を望み」

ということは特になく,相手を撃墜することも撃墜されること(こっちは1回か2回あったかも)もとくにありませんでした。一機でも撃墜したらそれはそれでネタになるかと思ってずーっと眺めていたんですが,まぁ,これはこれでいいか,と思ってもみたり (自分で言うのも何ですが,暇人ですな。先生がプレイしてる写真で,先生の後ろあたりに白っぽいシャツの人物がいたりして,たぶんあれは私だと思う。後ろは見やすいかと思ったら,イスが邪魔でちょっと見づらかった。画面が近かったからいいけどね)。 途中,1度だけ,アプリケーションエラーで異常終了するという場面もありました。 ある程度プレイした後,スタッフが近づいて,おそらくは時間のことを伝えたのだと思いますが,そのときに松本先生がもう1回と希望していたようです。松本先生に話しかけたスタッフが他のスタッフに対して「あと1回だけ」ということを発言してました。

そしてすぐ終わるのかな〜と思ったらそこからさらにまた長いことプレイし…

「パイプ役の広告代理店とマイクロソフトスタッフの要請により、ようやくプレイを中断」

要請はなかったように思えます (近くにいた係りがそれとなく伝えた可能性はありますが)。 松本先生が突然,地面に向かって(衝撃降下90度のごとく)落下した後にプレイ終了しました。自爆しようとしたのだと思います。たびにんさん曰く,燃料切れかなにからしい(スタッフによる,そろそろ落ちると思った,という発言があったらしい)。 ただ,地面に激突しても自爆しないような設定になっていたのだと思いますが,いきなり画面がまた空中に戻り,松本先生が一瞬びっくりしてました。

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