「キャプテンハーロック 第5話 戦場は墓標の星に」



チャプター01
松本零士のコメント
「りんたろう版ハーロックというべき作品だ」

チャプター02
オープニング


チャプター03
パノプティコンからアルカディア号発進

パノプティコンから脱出したアルカディア号は太陽系へ向かった。 台羽は持ってきたチップを解析するもよくわからず。 アルカディア号内部ではカップラーメン食ったり寝たり囲碁したりの大騒ぎ。 台羽正はその光景に呆れてしまう。


旧作でもあった台羽が呆れてしまうシーン。 ところで,このシーンの中においどん発見。 サルマタの上にコンロと鍋をおいて,サルマタケ鍋を食ってました(笑)


チャプター04
アルカディア号との語らい

アルカディア号の中枢部ではトチローとハーロックが語らっていた。


特記なし。

チャプター05
恐怖との戦い

2週間前,宇宙開発局にて。
死んだはずの四博士達が復活し,ファタ・モルガーナ号を乗っ取って宇宙開発局を脱出。 ファタ・モルガーナ号は5年前ユリシーズ第9星系,通称砂時計星雲調査中に事故で全滅。 その後エルアラメイン海域を漂っているところを回収し,宇宙保安局で保管していた。 木星に停留していたファタ・モルガーナ号は再び冥王星へ。
長官「死人らしい場所を選んだものだな」
冥王星観測所は12時間前より連絡が途絶えていた。

一方現在。
太陽系内での戦争はいまだ続いていた。
戦闘シーン。
「お前だろ!?」
「ち…違う…うわぁぁぁ!!」
ヌーによって支配された人間と,正常な人間との間の戦い。 裏切りと不信と恐怖が招く同士討ちが悲劇を生んでいた。


前回と違って今回の戦闘シーンはちゃんと描かれてました。

冥王星観測所には前人たちの墓があり,イリタ長官の父親の墓もあった。
TETUROU IRITA
3018〜3059
HE WAS A PIONEER OF PLUTO AND A GREAT COMMANDER
(彼は冥王星の開拓者であり,偉大な戦士だった)

チャプター06
冥王星観測所 コントロールセンター

恐怖に包まれた太陽系。 四博士がハーロックたちの情報を収集し,ハーロックがとるにたらない無法者だと判断。 彼らは解釈できない相手に恐怖を与えることができないため,つまらなさを感じていた。 そしてスキャフォルド号が近づいてくることに気がつく。


特記なし。

チャプター07
アルカディア号艦橋

サブとヤスはフルオライト号の操作パネルと似ていることに驚く。

螢 「それはそうよ,フルオライト号の操作パネルはアルカディア号を参考にして設計したんだもの。あら,ぼうや」
台羽「ぼうやじゃない,台羽正だ!!
螢 「失礼,台羽くん。もう艦にはなれた?」
台羽「艦はともかく,あの連中はなんなんだ。だらだら好き勝手に遊んでばかり。宇宙海賊なんて言うからもっと…」
螢 「もっと規律正しいと思った。鉄の掟とかあったりして」
台羽「そうじゃなくて,あれじゃただのだらしのない飲んだくれと一緒じゃないか。はきだめの連中となんら変わりやしない。」
螢 「それはいけないこと?」
台羽「え?」
螢 「子供ね。自分の居場所がなくてイライラしてるってとこ? それでまわりにヤツあたり」
台羽「おれはそんなこと…」
螢 「嫌いじゃないよ,そういう若さ。ほほえましいっていうの? …あらやだ,おばさんみたいじゃない」
台羽「バカにすんな!!」

スキャフォルド号が冥王星海域に到達。 両舷の戦艦を離脱し,戦闘体制をとった。 しかし,同時に,スキャフォルド号内部にレニ博士(四博士の一人)が現れ,乗組員達を恐怖で支配,同じく眷属とした。


螢……おばさん臭いです。言いまわしも,声も…。
どんな苦労したんですか。
そのうちお局様ですか……。

さて,スキャフォルド号のシーンですが,乗組員がサボってタバコ吸ってますね。 こんなこと言うのもアレですが,

  そこは禁煙ですよ

画面左上,よーく見てくださいな。
あるでしょ,小さく。
禁煙のマーク。
マークの下には「No Smoking」の文字が。

さてレニ博士が侵入してきましたが,影から出て来たりして,

  ハットリくんですか?

とツッコミしてみたり,モニターから出て来たりして

  貞子ですか?

とツッコミしてみたり。

それにしても,心臓をえぐりだして「我に服従を誓え…」とは。 精神への攻撃で幻覚だったようですが,怖いことしてくれますね。 心臓がきちんと描かれてたりして,なかなか良かったです。 (SFっぽくないけどね。むしろオカルト満開ですけどね)

チャプター08
戦場は墓標の星に その1

敵はカロンの影に隠れているが,スキャフォルド号以下宇宙保安局艦隊はカロンごと主砲発射。 カロンを半壊し,冥王星観測所ごと破壊。


まぁ,半壊じゃないけど。気分は半壊。

チャプター09
戦場は墓標の星に その2

しかし破壊されたファタ・モルガーナ号はまるで生き物のごとく修復しはじめた。 そして艦隊は内部で反乱が勃発。戦艦同士で同士討ちをはじめた。
「お前もだな」
「違う」
沈んでいく艦隊。



通信士が増永絵っぽいなぁと思ったら,原画に増永さんが混じってました。 でもこの通信士は前回もでてるんで気のせいですね。

それはともかく,前回から後半部分が盛り上がりますね。 今回もなかなか良かったです。 容赦ない内部崩壊。いいですね。 艦長がバババババと撃たれちゃうあたりの描き方が気に入ってます。

チャプター10
アルカディア号

宇宙保安局艦隊が沈んでいく様を見届けるアルカディア号。 あと3時間で太陽系圏内に到達する。
ハーロック「台羽,お前は父親の仇を討ちたい。今もその気持ちに変わりはないか」
台羽正  「ああ」
ハーロック「ならばおれも誓おう。必ずお前に父親の仇を討たしてやると」



いやぁ,第1話とは大違いの熱血ぶりな台羽くん。 そんなに父親思いだったとは,第1話の台羽くんにツメのアカでも煎じて飲ませたいものです(笑)

チャプター11
エンディング


チャプター11
予告

<総評> 前回からだんだんと面白くなってまいりました(個人的に,ですが)。 今回はSFにオカルトがかなり混じった仕上がりになってましたが,今後もこうなんだろうか…。 私は別にいいけど,旧来からの熱心なハーロックファンはついてこれるだろうか。


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